(裏@趣味)中華的生活「多少銭?」
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芙蓉鎮

芙蓉鎮 全長・公開版 芙蓉鎮 全長・公開版
リュウ・シャオチン (2006/08/26)
紀伊國屋書店

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1987年の作品。
監督は謝晋。名前だけは知ってたけど
彼の作品は観た事が無かった。


で、主演女優は劉暁慶
あの(!)恐ろしい「西太后」を演じた人。


この人、波乱万丈の人。

離婚二度、逮捕(脱税)二度。

不動産やら化粧品やらで億万長者になりながら、
その悪徳商売ぶりがたたって、だそう。

何せ
「中国には神が二人いる、1人は毛沢東、もう1人は私」
と言っていたほどの人物。

この人のことを書いた本も出てるんだけど
まだちゃんと読んでない。
こういうパワフルな人は好きなんで、ぜひ
今度の帰国の際には買いたい。



毛沢東を超えたかった女 毛沢東を超えたかった女
松野 仁貞 (2003/07)
新潮社

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ちなみに、現在の彼女の写真


綺麗ね~~

さて、簡単なあらすじ。
(だいぶネタばれ)


文化大革命が始まったばかりの1963年。


湖南省の田舎町、芙蓉鎮では、米豆腐を売る
美人と評判の胡玉音(劉暁慶)の店が大層
繁盛していた。

夫と二人で、家畜のえさにしかならない屑米を
一晩中臼でひいて、美味しく仕上げた
米豆腐は大評判。

とはいえ、街角で「営業許可」無しに
やっていた二人は、やがて儲けぶりに目を
つけられ、資本主義的右派、とされてしまう。

政治工作班長の李国香は、玉音に屑米を売って
いた谷燕山などの理解者も含め、全員を
「糾弾」する。

親戚の下に逃げた玉音は、やがて財産没収、
新築の家も取り上げられて、夫も殺されたこと
を知る。

そして、毎日町の石畳掃除を言いつけられる。

また、その掃除にはインテリでありながら
「ウスノロ」と呼ばれて同じく右派扱いの
秦書田(姜文)も一緒に従事させられていた。

二人はお互いに徐々に惹かれあい、いつしか
愛し合うようになるが、、、、、、



~~~~という話。




まあ、文化大革命とはなんだったのか、を
知るには初歩的というか、良作だと思う。


地道に働いて儲けることが悪、
勉強して知識を身につけることが悪、
体制におもねっても、エセと言われて悪、
チクリが推奨され、といっても、
チクった奴がチクリ返される。


まさに地獄。
不信が不信を呼び、裏切り裏切られ。


そんな中で、たくましく生き抜く庶民が
美しくも悲しく描かれている。


これが、わずか30年前までの中国だった
とは信じがたい面があるが、同時に今も
その暗い影が中国社会にはあるのも感じる。


不信用社会、それが映画の時代も今の中国も
程度の差はあれ、同じだからだ。


この映画を見ると、「悲しい国・中国」と
何か暗くなってしまう、、、、


ところで、この映画の舞台が湖南省というのは
興味深い。


言うまでもなく、毛沢東の出身省。
そして毛沢東は、自らの権力闘争のために
文化大革命を起こした張本人。


何かを意図しているのか、はたまた
崇めなければならない裏事情からなのか、、


そういえば、
山の郵便配達
も湖南省が舞台だったっけ。


中国映画の舞台が「湖南省」である割合が
高かったら、それはそれで面白いかも知れない。




最後に、劇中に印象深いセリフがあった。


結婚したいと願う玉音と秦書田が「大会」
で糾弾され、有罪判決を受ける場面。


秦書田は離れ離れにさせられる玉音に


「家畜になっても生き抜け!」




これが、現代社会でも通じる人民の強さ
なのかも知れない、と思った。
弱い現代日本人こそ、このセリフをかみ締める
べきだろう。



親が子供に見せる映画としてもお勧め。


そして当然、気持ちが弱くなった大人も。


実生活でも「たくましい」主人公玉音(劉暁慶)
の生き様、私は好きだ。








中国では「発禁処分」となったといううわさも聞いた
のだが、どうなんだろう?
私が見たのは日本で公開されたものの海賊版だった模様。
よって、日本語字幕がついていたのだが、、、



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コメント

らんさん、こんにちは。
西太后は、むか~し見ましたが、
壺の場面しか覚えてません。
文化革命の怖さは
他の映画でちらっと見て知っている程度なので、
芙蓉鎮、見てみたくなりました。
でも、近所のレンタルショップにあるかなあ~


【2007/05/17 17:38】 URL | じん #-[ 編集]
文革当時を主題にした映画を私も観たことがあります。映画の題名は忘れてしまいましたが、自由をテーマに描いたものだったと記憶しております。その自由を象徴するものがバイオリン。密告でバイオリンと洋楽のレコードを持っている(聴いている)ことがバレてしまう。
共産党が密告によって知らされた場所に踏み込むと、さっきまで聴いていたレコードがターンテーブルの上で回って
いる。 その場面が鮮明に残っています。

中国の文革を深く考えたことはあまり
ないのですが、文革によって当時青年であった方々が今虐げられているという話を聞いたりもします。

話がそれますが、日本は大東亜戦争の総括を未だ行っておりませんが、中国は文革の総括を国家としてどのように位置づけているのでしょうかネ。
【2007/05/18 01:26】 URL | 小僧 #-[ 編集]
らんさん、始めまして。
私の印象に残っている映画は「シュウシュウの季節」です。たまらなく切ない気持ちになりました。
【2007/05/20 20:14】 URL | toki #99DFA69w[ 編集]
西太后の人、素でも貫禄ありですねえ。
あの映画は子供の頃に見ました。
当時は意味が分かりにくかったものの中国はこんな悪女に支配されてたのかあ…と恐ろしく感じたのを覚えてます。
コンリーがかわいそうな役でしたね。
【2007/05/22 09:50】 URL | みこと #ltx9sLAE[ 編集]
>じんさん
私もツボの場面が強烈過ぎて、うなされました(笑)。怖かったですよね、あれ、、、
【2007/05/26 15:40】 URL | らん #-[ 編集]
>小僧さん
中国の教科書では、文革はあまり好意的には書かれてないですね。私が見た範囲で、ですが。やはり失敗だったという自覚があるのではないでしょうか。
【2007/05/26 15:41】 URL | らん #-[ 編集]
>tokiさん
その映画は見てないですねえ、、、。ぜひ見てみたいと思います。
【2007/05/26 15:41】 URL | らん #-[ 編集]
>みことさん
同性ながら「女って恐ろしい」と思う映画ですよね(笑)。いや~怖い怖い、女は怖い(あはは)
【2007/05/26 15:43】 URL | らん #-[ 編集]

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