・デビルマン(2004年)いや〜〜ありがとう!永井豪先生の不朽の名作、いや個人的には
最高傑作だと思っている原作を見事
「お笑い」に昇華してくれて。
子供の頃の私のアイドル、アンソニーなんて
クソ食らえ、あたしのアンソニーはデビルマンよ!
ってほど不動明(ふどう・あきら=デビルマン)に
惚れ込んで、未だにカラオケの十八番が
「今日もどこかでデビルマン(ED)」
な私を、楽しませてくれて。
原作壊しすぎ。
話はしょりすぎ、話や場面、つながらなさすぎ。
セリフベタ過ぎ、ってか役者、大根すぎ。
くだらないカメオ出演で、ごまかしすぎ。CGは一部良かった。
デビルマンのCG、シレーヌ役の富永愛のCGも
いいところはあった。それは認める。
けど、とにかく主役の素人双子
(不動明と飛鳥了役)
の学芸会レベルと言ったら、学芸会に失礼な
ほどの演技とも呼べない朗読に、観続ければ
観続けるほど体力を消耗すること請け合い。
そして、棒読みベタ名ゼリフの数々は、ただ観るだけでも
疲労し体力消耗するというのに、確実に
ボディブロ−。じわじわと後から効いてくる。
足に来る、ってか目に来る。
涙腺あたりに。
「(叫び声)あーあーあーあーあーあー」(デビルマンになりかけ苦しい明)
「俺〜、デビルマンになっちゃたよ〜」(デビルマンになった明)
「ハッピーバースデー・デビルマン!」(了が、デビルマンになった明に向かって)何の説明もないのに、突然
自分は「デビルマン」になっちゃった、
と判断出来る明に、もう号泣また
明の友人、牛久(松方弘樹の息子、名前失念)が
ジンメンに襲われる場面
原作でも(多少映画とは違うが)
ジンメンのエピソードは非常に衝撃的且つ残酷なんだけどね。
それが映画では、、
・牛久がショッピングモールに突如表れたジンメンに襲われる。
・牛久の悲鳴を聞いた明は、牛久を助けに
海岸へ向かう。
・海岸には、
何故か牛久のスケッチ道具が置き去りに(牛久 は絵を描くのが趣味)。
・牛久を必死に、海岸や
海の中で探す明。
・ところが、
山に居るジンメン
・明はデビルマンになり、山にいるジンメンを普通に見つける
・取り込まれ吸収されかけている牛久は
「俺、やられちゃったよ〜」と明に訴える
・明、ジンメンにパ〜ンチ!
・ジンメン、
一発でダウン
・取り込まれた牛久はジンメンと一蓮托生
「俺、死んじゃったよ〜」と明に訴える
再びありがとうデビルマン!
この場面だけで個人的に、ご飯三杯はいける。もう、こんな
素敵満載の映画なわけ。
前半部分を説明するだけで、疲れ果ててしまったので
後半は各自で見て判断して頂戴。
ってかね、観る人の心を確実に「デビルマン」に変える、
映画なわけ。憎悪と脱力と素敵シーンの連続に、
あなたの中のデビル要素が目覚めるっ!っていう意味で「デビルマン」だと思えば、あなたも私も納得。
もう、どれだけ
人の世に〜愛があ〜る、人の世に夢があ〜る、でも
「観たこと自体」、
だ〜れも知らない、知られちゃいけ〜ない〜の世界かも。
・RED SHADOW赤影(2001年)赤影シリーズって、リアルタイムでは見てないのよね。
私が生まれる少し前のアニメだし。
原作漫画は昔読んだような記憶はあるけど、、、、、
ともあれ、なんかジャケット写真も雰囲気も
カッコ良さそうだなあ、ってことで、
友人が貸してくれた
「忍者映画だらけDVD」から選んで鑑賞(笑)
原作をよく覚えてないから、原作どおりなのかは
解らない。
が、とりあえず
なにがしたいの?なにがいいたいの?と、観客が戸惑う映画であることは間違いないな。
忍者もの映画(に限らないけど)って、大抵が
「忍びの者の宿命、悲哀」に焦点が当てられる
じゃない?
この映画もやっぱり、それ系なんだけど途中で
「小技」ならぬ「小ギャグ」がたくさん出てくるんだよね。
それもドリフのコント的な、ベタベタのやつが。
忍び込んだ屋敷の「落とし床」でバランスとったり、
赤影(安藤正伸)の仲間、青影(村上淳)が思いっきり
仕掛けボタンの上を歩いて、両壁が迫ってきたり、
同じく仲間の飛鳥(麻生久美子)がお色気で
油断させて「ポカッ!」と倒したり。
コント、、、だよな〜これ。
どうみても。
いや、コントにしたつもり、だろうなきっと。
観てる人が「コント?みたいな?」と語尾を上げて
確認を取る程度の、コントだけど。
その他の出演者も、やたら豪華。無駄に豪華。
布袋寅泰
藤井フミヤ
舞の海秀平
アリーナ・カバエワ(ロシアの元新体操女王、最近はプーチンの恋人とか
言われてて、議員さんやってるはず)
とか珍しい人たちが、結構大きな役、ってか
コントとしか思えない役で出てるかと思えば、
風間杜夫
椎名きっぺい
吹越満
篠原涼子とかが、すんごい下味だけのチョイ役だったりね。
結局ストーリーは何か、って〜〜と、、、
やめた。
言う(書く)必要なし。
だって、ストーリーとかどうでもいいんだもん、この映画。
観終わっても「映画」を観た気が一切しないし。
やたら豪華な出演者が、ショートドラマやコント、
手品なんかに挑戦する
芸能人・かくし芸大会ってのが、一番ぴったりくる。
横山センセが草葉の陰で泣いてるよ、、、
・キャッツ・アイ(1997年)アニメ(漫画)のキャッツ・アイは
言うまでもなく
三姉妹の真ん中、瞳が主人公。
恋人の刑事・俊夫との関係を軸に
進んでいくのだが、、
ジャケット写真を見ても解るように、どうやら
実写映画のこいつは、三姉妹の末っ子・愛
(内田有紀)がメイン、らしい。
当時の彼女の売れっぷりと事務所の力、かねえ。
で、内容はって〜〜と、まあ、、、
その、、、
お色気・綺麗どころ三人組の
コスプレPV、アクション風味ってとこ。
特撮戦隊ものの、ピンク役にも劣るアクションだけど。
開始五分くらいの、アニメーションはわくわく
するんだけどね。お馴染み杏里のテーマソングも
いい感じにアレンジされて流れるし。
ところが、実写に切り替わった途端に
「うわ、何じゃこのキャットスーツ」
「体のキレがぜんぜん無いんですけど、、」
「俊夫役、すっげ〜〜棒読み」
「逃げるとき壁を通り抜けないでください(超能力かよ!)」
「何で50センチの距離で機関銃を避けられる?」
「スケボーでバイクに追いつくって、どんだけ、、」みたいな、ファンタジーとお粗末CGによる
原作ぶっ壊し
アクションもどきの世界が繰り広げられる。
いやね、原作壊すなら壊すで、面白くなりゃ
まあ許せる。
しっかし酷い脚本だね、これ、、、
(ネタバレ失礼)
三姉妹の父親が画家で、その作品を盗むという基本設定は
原作どおり。
しかし父親(寺尾聡)は悪の組織に囚われている。
助けなきゃ!って頑張ったら、なんと父親自身が、
その悪の組織の親玉だった!!
絵を盗むんじゃなく、途中から父親救出作戦に変わって、
悪の組織とのバトルになって、俊夫ち〜っとも絡まないし。
以前紹介した、
中国人女優の
蒋文麗(大地の子、陸一心の妻役)
がキャッツアイの父親を捉える、香港マフィアの
女ボス(?)役で出演してるんだけどさ。
出演する映画選んだほうが良いよ、あんた、、、
と言いたくなるね、これは。
(まあ11年前の映画だから、まだ売れはじめ、だろうけど)
だって、悪の組織のアジトが
「お台場・フジテレビ」だよ?
悪の組織の構成員たちは、何故か白塗りだし。
どこの27時間テレビだよ、みたいな。
フジテレビの下品さが、如実に出た作品。
この直後だか同時にだか、
踊る大捜査線が大ヒットして調子に乗っただろうけど、もうその路線で
引っ張るのも苦しい。
次は、何をいじるんでしょうね、フジテレビは。
ってかさ。
上二つの映画もそうだけど
原作ものは、例えば「原作者が気に入らなきゃ撮影しても
公開禁止」くらいの契約、結んで欲しいよ、、、
北条センセ、この映画観て、どう思ったんだろうねえ、、
千年の恋 ひかる源氏物語(2001年)もう止めないか?
吉永小百合を清純派ヒロインに据えるのは底上げされたありがたみを押し付けられてる
気がするのと、
無理やりな「清純路線@でも60歳過ぎ」
の痛々しさが、たまらんのよね。
年齢いってる監督、経営陣、サユリストは喜ぶ
のだろうけど、「もう終わってる人」を
ヒロインにしてその事実をごまかすことに
脚本も映像も全力を注いでしまって、
あまつさえ、観客もつき合わさせられる訳でね。
北の零年(2004年)も酷かった。
若作りも、大概にしてもらいたい。
夫が渡辺謙ってどんだけ、、、
もはや彼女が(強引に)演じる年齢幅に
対応できる大御所俳優が居なくなってるんじゃないの?
って感じする。
だって、千年の恋、の方も渡辺謙だし、夫が。
まあ、この映画は吉永小百合以外の部分も
酷すぎるけど。
長〜い源氏物語を無理やり二時間に
まとめたから、光源氏を取り巻く女たちの
話が全部サラッと流れるだけで、
何も「心に引っかからない」。
光源氏を天海祐希が演じているのも、
宝塚みたいで、興ざめ興ざめ。
「吉永小百合主演」で、男女の濃厚な
ラブシーンは見せられないわ、っていうこれまた
永遠の清純派の弊害だろうけどさ。
極め付けが
松田聖子とりあえず「妖精」だから。
歌うから、空を飛びながら平安時代に。
笑わずにいられないから、出てくるたびに。
女優たち全員を、ふっとばす松田聖子
のさすがな存在感(違和感)を楽しむのも
乙なものだけど。
ともあれ、最近ドラマで大活躍の、天海祐希、
抹殺したい過去だと思うぞ、これ。
蒼き狼 地果て海尽きるまで(2007年)ええもう、地は果てないけど疲れ果て
海は尽きないけど、精根は尽きましたとりあえず、ジャケットの写真が
反町だってわからなかった。
陣内孝則に見えない?まあいいや。
出ました、角川
大作映画。
見事、20年前の世紀の大作&駄作&脱力作
(当時、駅のゴミ箱に大量にただチケットが捨てられてた
のを見たことがある)
天と地とを、日本だけじゃ物足りずに
モンゴルで再現してくれました。
「天と地と」での、赤と黒の軍隊が一気に駆け寄り
入り乱れる場面。
蒼き狼では、それが青と黄、、、、
角川(春樹?)のセンスは、20年経っても
全く磨かれてない、バブル感覚が抜けてない
ことが証明されちまったな。
まあなんか「タレント以上俳優未満」みたいな
のが主役準主役を飾ってる点だけでも、
角川映画の程度が知れる、ってなことなのかも。
大量動員&ただワーワーガーガー戦ってるだけ
映画はもういいってば。
観るのがすんごい苦痛だもん、
凡庸で、何の凹凸もない展開に。
確かにね、上にも出た横山センセの
「チンギス・ハーン」なんか読んでもさ、
基本的に当時のモンゴルでは
部族間闘争に明け暮れ
・殺し合い
・奪い合い
・裏切り裏切られ
の連続だけ。同じことの繰り返しさ、確かに。
でもさあ、描き方ってのがあるでしょ。
あれもこれも見せたい、
いい男も、かわいい女の子も、自然も、
戦いも、全部入れちゃえ!
味付けは「モンゴル印の醤油」でオッケー!
ってするから、なに食っても同じ味に
なっちまうんだよ。
だから食い始めてすぐ飽きるしさ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しっかし
大作に名作なし、って法則でもあんのかね?