(裏@趣味)中華的生活「多少銭?」
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大日本人

大日本人 初回限定盤大日本人 初回限定盤
(2007/11/28)
神木隆之介、竹内力 他

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ダウンタウンの松本人志の
初監督・初主演作品


大日本人



お笑い芸人は、とかく
「才能豊か」
「地(じ)頭がいい」

と、思われがちなところがある今日この頃。


その傾向を強めたのは、昨今では間違いなく
ビートたけし(北野武)
のせい(おかげ)だと思う。


なぜなら、彼が映画監督としても一流であると
海外から教えてもらったから(苦笑)。
海外からの逆輸入は、日本では不動の地位を得る。
間違いない!


日本では評価が低かった彼の作品。
(唯一、故淀川長治さんだけが褒めていたと記憶してる)
その評価が一転したのは、彼の初期の作品


ソナチネ



ソナチネソナチネ
(2007/10/26)
ビートたけし、国舞亜矢 他

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が、フランスのカンヌ映画祭で絶賛された
ところから始まったと思う(93年)。



ビートたけし(北野武)はとても好きな芸人&映画監督だ。
彼の作品については、また改めて書きたいと思うが
お笑い芸人が映画を撮るとなると、どうしても
ビートたけしと比較せずには(比較されずには)
いられない。



とはいえ、
なるべくまっちゃんの、初監督作品についてを
率直に述べたいと思う。




まずは、簡単なストーリー紹介
(多少ネタバレ)


~~~~~~~


大佐藤大(松本人志)は、防衛庁から
依頼を受けて、怪獣達と戦う大日本人。
彼は六代目で、代々世襲してきた。


電撃ショックで自らが巨大化、巨大怪獣と
戦うのだ。


しかし国民達は彼の活動に無関心。


嘗てはゴールデンタイムに放映され、
人気者だった大日本人。
しかしいまや、彼と怪獣の戦いは深夜枠で
放映されるのみ。


妻と娘には去られ、時にはデモ隊に抗議される
孤独なヒーロー、大日本人。


その生活を、ドキュメンタリーカメラが追う、、、



~~~~~~~~~~~~~~~~~



あらすじだけ読むと、なんだかとっても
期待を覚えるのではなかろうか?
奇想天外な設定と、松本のお笑いがどう
結びついているのか、と。


私もそうだった。
ものすごく、ありえないほど期待していた。


松本人志は、国民的お笑い芸人だ。
おそらく、9割がたの日本人が知っている。


彼の名前を配した映画に、彼の名前を無視して
観にいく、観る日本人はおそらくそうは居まい。


それだけの人だからこそ、
この映画は傑作や良作でなくとも、
最低でも「佳作」ではあってほしかった。




まず、最初に結論から書く。

















最低だった









今まで、このブログで最低評価だと思われる
「ドラゴンヘッド」
それよりも、最低だ。


堂々のワースト一位。


わが目を疑うほど
出来が悪く
信じられないほど
面白くなく、
情けないほど
救いがたい。



この映画は、松本信者だけが自慰行為として
「解る奴にはわかる」
と思いたいだけの、クソだ。



ゴミと言ってもいい。





ちなみに、私は松本信者ではない。
(どちらかといえば、北野信者かも知れない)


が、彼の笑いを全く面白くないと思うほどには
嫌いではない。


「ごっつええ感じ」の初期は面白く見ていたし、
司会でゲストをいじる技も、ロンブー敦よりは
一歩上を行く切れ味も首の皮一枚で保たれている
上品さも、持っていると思っている。いや、
思っていた。


が、この映画はその
「まだこの人は面白い」
「笑いの才能がある」
と私が(ほんの)わずかに思っていた部分を見事に
壊してくれた。


コントの延長、それもせいぜい15分程度のコント
を引き伸ばして希釈して映画にしただけだ、これは。


これを映画とするならば、彼は監督としては
徹底的に、致命的に才能がない。
これをコントだとするならば、彼はお笑い芸人として
もはや才能が無い。
そして、この映画を「最高傑作」と自負しているならば
彼は表現者として何もかもが終わってる。


映画としても、コントとしても、お笑いとしても、
どんなカテゴリーにもはまらない。


それが斬新なアイデアとして「興味深い」ならば救いも
あるが、使い古された手法をもったいぶって冗長な
フィルムにしただけの、破綻した映像でしかない。


何もかもが裏目に出ている、類まれな駄作に
仕上がってしまった。


観終わった後の「後味の悪さ」は、映画の内容そのもの
ではないと思う。
(もちろん、映画の内容も最悪だが)


松本という「笑いの天才」といわれた人間の
既に死に体となった姿への、哀れみからだろうと思う。
加えて、松本という祭り上げられた「終わった才能」を
有り難がっていた自分に対する、バツの悪さの表れ
だろうと思う。


北野武の話になるが、彼は出来の悪い映画を
徹底的に自らこき下ろす客観性と謙虚さを持っている。
大監督となった後も。


映画を心底愛し、真剣に映画に向き合うのに
「ビートたけし」が邪魔だと思ったら、彼は
排除する。


映画の中身は、徹底して「北野武」
それ以外は、徹底して「ビートたけし」


それが彼を天才と言わしめているゆえんだと思う。


しかし、松本は違う。


彼は、どこまで行っても「ダウンタウンの松本人志」
「吉本の松本」でしかない。


慣れ親しんだ「取り巻き」をふんだんに登場させ、
いかなる批判も許さず(これはマスコミの自主規制も多大にあるが)、
面白くないと思う観客に対して
「俺の笑いは時代を先取っているから」
「解らない奴がバカ」
と、どこまでも言い訳と保身を図っている。


「俺の笑いは凡人には理解できない」と高みから
言っておきながら、誰よりも大衆化したべたべたの
お笑いしか出来てないことに、気がついてない。


まさに、これは彼の初監督作品ではなく
彼の集大成、笑いの天才としては「終わった」ことを
証明した「レクイエム(鎮魂歌)」でしか、ないではないか!



「王様は裸だった!」と、自ら証明してしまったに過ぎない。



なんということ。


私も、松本人志というお笑い芸人を過大評価していた
自分に気がついてしまった。


二作目が撮れないとは思わない。


いや、おそらく驕り高ぶった「吉本」は
勘違いしている松本に、
批評精神を失った松本信者をターゲットに、
次も、その次も作らせることだろう。


しかし、この映画の失敗と向き合わないうちには、
己の才能の枯渇と、映画監督としての不適合ぶりを
自覚しないうちには、
二作目も三作目も、さらに醜態を晒す事態に陥ることだろう。








松本人志の
「才能の終わり」「天才の正体」
を確かめたければ
観てみるといいだろう。



ただ、そこには痛みが伴う。


彼を少しでも「面白い」と思ったことがある人には
辛い映画だ。私のように。


己の「目の曇り」も感じざるを得ないから。










あたしゃ結局、松本が好きだったんだと
思ったね、、、、



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コメント

どうもです。
いつも楽しく読ませていただいています。

取り巻きと一緒にTV出演・・・
というところはタケシも松本も同じような感じですね。
でも回りのウケも自分のモノのように見せる松本は・・・・
(もっとも、松本の笑いをまったく理解できない低脳の私ですが)

タケシは弟子と師匠の関係を強烈に出していて、タケシ軍団はよっぽどの事情が無いとバイトできないそうです。その代わり生活費は全部タケシがだすそうで・・・

松本はそこまで甲斐性があるのかな?

らんさんは松本も好きですか、そうですか・・・
私は・・・(^^;
【2008/01/13 05:14】 URL | マルス #/9hBKkrU[ 編集]
大日本人は、駄作だと思います。金を払い時間をかけてみる価値はないのでは?
話は、映画からそれますが漫才やお笑い芸人の中で私が好きなのは横山やすし・きよしでした。今でもビデオなどで見てますが、やはり格上と言う感じがします。それだけに、やすしの晩年の行動は残念です。
次に好きなのは、オール阪神・巨人かな。
アドリブも大切ですが計算された芸の中にアドリブを織り込む実力がある人は面白いですね。
最近目立つアドリブのみでその場をしのぐだけの芸人や、自分より格下の芸人などをいじって笑いをとる芸風や一発芸はあまり好きにはなれません。
とりとめの無い文章になって申し訳ありません。
【2008/01/13 09:30】 URL | TIANCAI #-[ 編集]
駄作で採算割れてスベったーと思っても、それはそれでネタになると思っているのかもしれません。
松本シンパではないので全くの想像ですが。
【2008/01/13 15:57】 URL | No28 #-[ 編集]
らんさんが、ものすごくがっかりして、かつ冷静に怒り狂ってることがよく伝わってきました。

松本人志という芸人さんに関しては、褒められないと、いじけてしまうような印象を持っています。

よく言えば、繊細。
天才と言われるのも一応、理解できます。
悪く言えばわがままというか、幼児的な感じ。他人の評価がとても気になるタイプの人に見えて、出来不出来にも差が大きく、不安定。
そこがどうも好きになれない芸人さんです。

もちろん、その不安定なところ、出来の良し悪しも魅力、ってこともあるんでしょうが。

映画を撮るとなると、ひらめきとか瞬発力では難しいので、やっぱりあんまり向いてないかなーと、らんさんの評価を見て思いました。

でも、さすがにらんさんだな、と思ったのは、「好きだったんだな」と言う文末の一言。
ほんの少しでも愛がなければ、がっかりしたり、怒ったりできませんよね。
【2008/01/14 02:40】 URL | 網 #-[ 編集]
この映画は本当に評判は散々ですね。誉めてるのは岡田斗司夫ぐらいでしょうか。

客はそこそこ入ってるようですから、興業としては良かったのかな。でも、信者でも、内容に関しては、好意的に見ていないと思います。それでも大半は松本から離れないでしょう。
それは、本業のテレビ番組の制作が好調だからです。まだ信者の期待に応える余力は残ってるようです。



ただ、らんさんのように期待を裏切られた、と思ってる人が多いようなので、望まれない状況では吉本も金は出さないんじゃないでしょうか。
金を使えたのが、逆に悪かったのかな?
【2008/01/14 22:54】 URL | エロ河合 #-[ 編集]
う~ん、最初から見る気なかったけど、確かにあらすじだけ読んだら面白そうですね。でも・・・そんな作品だったんですか。見なくていいや(笑)

最近のお笑いって、笑えません・・・。勢いだけで芸がない。ま、偉そうにいうほど詳しくはありませんがね。
【2008/01/15 11:28】 URL | 寒河江の菅ちゃん #W6545ECQ[ 編集]
いや、たしかに爆笑できたりはしなかったけど、そこまでけちょんけちょんにけなさんでも(笑)
いや、まっちゃんのやろうとしてることはすごくわかるし、全否定ではないけど、たしかに映画でやらんでもええがなというところはあるのね。dvdの新作とかでええんちゃう?という。でも、映画でやったから新しいという部分もあるんだけど、映画にそれはもとめられてないぞという部分が大いにあるんだと思うよ。って感じでした。
僕は、まっちゃんのお笑いの大ファンなので(松本信者といわれても構わない)、彼のやろうとしたことはすごくわかるよ。大日本人でも細部細部でそれは生きてた。けど、やっぱり閉じたコミュニティーでだけ通用するという部分がある。感覚を共有してる人にだけしか喜ばれないというか。それはプラスでもマイナスでもない。例えば極端な話、万人に一瞬ほんの少しずつ喜ばれる作品と、ある一人に対してだけ人生を変えるくらいの影響を与える作品とどちらがすごいかといえば、どちらともいえないと思うし。酔っ払いで取り留めない書き込みになって申し訳ないwこれで彼の才能が終わったとは思わないね。だすとこを間違えているとは思うけど。というか、そもそも笑いとしては旬を過ぎていることは自明なんだけど、影響力はやっぱりすごいでしょう。ビートルズはヒットチャートに出てこないけど、ヒットしてるバンドのほとんどに影響を与えているというのに近くて。
今受けてる若手お笑いはほとんどダウンタウンの作ったグラウンドでやってるよ。
でも一般に映画に求められる部分に関してすごいのは北野武だわ。どうしても。それはみとめなければ仕方がない。という感じです。
【2008/01/18 03:16】 URL | まる #-[ 編集]
>マルスさん
たけしは、いつからか妙にテレビで冷めてますよね。映画の資金の為にテレビに出ている、とか何とか、、、。しかしすごい甲斐性ですね、弟子の生活費までとは、、、。いやはや、、、
【2008/01/27 02:01】 URL | らん #-[ 編集]
>TIANCAIさん
私も最近の芸人は「客を笑わせる」のではなく「客に笑われる」「客を笑う」のばかりで、嫌だなあと思ってます。本格漫才で勝負して欲しいですよね。
【2008/01/27 02:03】 URL | らん #-[ 編集]
>NO.28さん
そうなのかも、、。でも日本のテレビ見てないので解りませんが、ネタに出来てるんでしょうか?案外「タブー」にもはやなってたりして、、、
【2008/01/27 02:04】 URL | らん #-[ 編集]
>網さん
うん、確かに彼は意外と保守的というか、大衆的な人だと思うんですよね、昔はともかく今はもう。そこに終わったなあとか、無理してるなあと思っちゃうんでしょうかね。私も周囲の評価をすごく気にする臆病な人じゃないかと思ってます。
【2008/01/27 02:07】 URL | らん #-[ 編集]
>エロ河合さん
お金があって、カンヌとか行っちゃったのがマズかった気がしますよね。失敗でしたとは、口が裂けても言えない空気が漂っちゃっただろうし、、もう映画は止めて、テレビ芸人として全うしてもらいたい気分ですね、、、
【2008/01/27 02:09】 URL | らん #-[ 編集]
>寒河江の菅ちゃんさん
おもしろそうなんですよね、、見た目は(苦笑)。もっとお笑い芸を磨いて欲しいですが、もう守りに入っちゃってるし、、、って感じです。
【2008/01/27 02:11】 URL | らん #-[ 編集]
>まるさん
いや、この映画は全否定させていただいてます(笑)。彼がお笑いに残した功績は認めるんですけど、ダメなものはダメだし!っていう気分です。何とか守りに入らずお笑いでもう一花咲かせてもらいたいですけど、それは映画じゃないぞ、と。
【2008/01/27 02:14】 URL | らん #-[ 編集]

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