(裏@趣味)中華的生活「多少銭?」
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大誘拐

大誘拐 大誘拐
天藤 真 (1996/05)
双葉社

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おなじみ、週刊文春による
ミステリー本ランキング



その「20世紀国内第一位」に
選ばれた「大誘拐」




これ、読んでない人、損してるかも(笑)


読むべし!



「大誘拐」は映画にもなって結構ヒットした
から知ってる人も多いんじゃないかな。




大誘拐 RAINBOW KIDS 大誘拐 RAINBOW KIDS
北林谷栄 (2006/02/24)
東宝

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映画のほうも実によく出来てる。


原作(天藤真)がいいってのと、
出演者(風間トオル、緒方拳、北林谷栄他)の芸達者ぶり、
そして監督(岡本喜八)の技が見事にマッチ。


邦画でも傑作としてランキングされるんじゃ
ないかな。





ストーリーを簡単に説明すると、、



大金持ちのおばあちゃんの誘拐をたくらんだ
出所したばかりの三人組。


しかしこのおばあちゃんが「ツワモノ」
だった。


おばあちゃんに振り回される三人組。


警察も家族も、いや日本中がてんやわんや。


誘拐なのになぜか笑える。
誘拐犯なのになぜか憎めない。
田舎者だらけの設定なのに、
スケールは日本列島を巻き込むような
でっかさ!!


いや~まさに「20世紀最高傑作」となった
のもよく解る。


私でも一位にするもん(笑)


まさに傑作中の傑作。








ところで作者の天藤真(てんどうしん)


不遇の人。


満州に記者として赴き、終戦後帰国、
その後畑を耕しながら、大学講師などを
しつつ執筆。


50も近くなってデビュー。


賞には縁遠かった。


1962年の江戸川乱歩賞で
「陽気な容疑者たち」
が、戸川昌子に敗れて受賞ならず。
(あのチリチリ虹色パーマのおばちゃんね)


その後、映画にもなった傑作「大誘拐」で
推理作家協会賞をもらったけど、その数年後
に死去。










o(´^`)o ウー...泣ける...








本当に「天才」ってこういう人のことを
言うんだろうな~~と思う。


この人の作品どれもこれも
ハズレなし。


他に、前述の
「陽気な容疑者たち」
は当然として
「遠きに目ありて」
「皆殺しパーティー」
「炎の背景」
「善人たちの夜」
などの長編はどれも、とてもとても
30年(以上)前に書かれたものとは思えない

新鮮さと大胆さ。


短編なら
「親友記」
「われら殺人者」
あたり。



傑作は時代を超えるんだな~~、と読むと
解ると思う。





私が主に読んでたのは高校生~大学生の頃
だったんだけど、当時ちっとも本屋に売って
なくて。絶版になってたらしい。


で、図書館を探しまくって借りて読んだの
覚えてる。


もう面白くて面白くて、読み出したら止めたく
なくて、トイレや風呂の中でも読み続けて、
読み終わるまで寝なかった(あ、借り物なのに
すみませぬ(笑))


作者は
壮絶な経験(満州赴任・敗戦)をしてるから
なのかな。


犯罪を描いていても決して笑いを忘れず、視点が
優しい。悪人がちっとも出てこない。出てきても
どこか「救い」がある。どこか達観したような印象。


最近の作家では「宮部みゆき」の描き方に似てる
ような気もするけど、彼女の作品よりもさらに
大人の渋みテイスト。


彼の作品が推薦図書になったり、本屋に並ばない
のは悲しいな~~と思ってたら、なんと東京創元社
が復刊してくれてたのね!!
(2001年復刻かあ、、知らなんだ(苦笑))







ここ





すごいっ!


全部揃ってる!!


ありがとう、東京創元社さん!!







これだけの傑作を残している人なのに、
もう故人。


もう新しい作品は読めないのよね、、


さびしいね、、、、、











畑を耕しながら、娯楽作品を書く、
まさに理想の人生、晴耕雨読、、、、





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コメント

あれ?この映画、数年前にチラッと見たような覚えがありますよ。
な~んだ、もっとシッカリと見ておけば良かったなァ。
待てよ、ひょっとしたらビデオに撮ってるかもしれない。
探してみますねε=ε=ε=(ノ^∇^)ノ
でも何百本もあるしなァ(^_^;)ゝポリポリ
【2007/06/07 18:54】 URL | 寒河江の菅ちゃん #W6545ECQ[ 編集]
この映画、面白いですよね。
やっぱり、監督の腕なのか、原作が良いのか分かりませんが、裏切らない作品ですね。
個性的な俳優さんたちを計算された演出で表現するなんて、、、
やっぱり、監督の腕かな?
【2007/06/07 20:54】 URL | guye #JalddpaA[ 編集]
>寒河江の菅ちゃんさん
日本では時々放映されてるんですかね。邦画の名作、といっていいかと思います。ぜひぜひじっくりとご覧くださいませませ、、、
【2007/06/07 23:55】 URL | らん #-[ 編集]
>guyeさん
映画ってやっぱり監督の腕って大きいんでしょうね~~。この映画は岡本喜八さんが撮って正解!ってなものだったんでしょうね~~。何度でも見たい映画です、はい。原作もぜひぜひ!
【2007/06/07 23:56】 URL | らん #-[ 編集]
大誘拐は、映画版も良かったけど、その前に造られた」TV版(2時間ドラマ)もおもしろかった
微妙に設定が変えてあって。

もちろん、原作も読みました
【2007/06/08 12:21】 URL | ss #-[ 編集]
映画も良かったですね。
亡くなった作家の作品に、遅くめぐり会う事ほど悲しい事はないですね。。。
変ですが、私も大好きなイギリスの作家の作品をわざと読まずにいたりします。
【2007/06/08 12:48】 URL | naoko #qwKvtbg.[ 編集]
私は列車に乗る時は何かしら読むものがないとだめなんです。
つい先日、新幹線に乗るときに、何を読もうかなと駅の書店で探していた時に、この本と再会しました。
映画も観て、一度読んだことがあったのですが、新鮮なドキドキワクワク感が楽しめました。
作者さんは亡くなっていたんですか。残念です。
【2007/06/08 15:34】 URL | バラキ #-[ 編集]
>ssさん
二時間ドラマもあったんですか、それは知りませんでした。見てみたいなあ~~。
【2007/06/08 22:39】 URL | らん #-[ 編集]
>naokoさん
本当にね~~。亡くなってから知ったりすると、とてもさびしいですよね。全部読みたいけど読み終わりたくないような、そんなね、、
【2007/06/08 22:40】 URL | らん #-[ 編集]
>バラキさん
私も日本にいるときは電車に長時間乗る生活だったので、読書量はとても多かったですね。電車っていい「書斎」になってました。名作は何度読んでも読むたびに新たな発見があって、いいですよね。
【2007/06/08 22:41】 URL | らん #-[ 編集]
主犯役は、仮面ライダー1号の藤岡弘、でした
映画ファンの中には、映画単体なら高い評価を付けたいが、TV版を見た後だと、どうしても評価が辛くなるという人も...(大誘拐 藤岡でググってみてください)
【2007/06/11 10:32】 URL | SS #-[ 編集]
>SSさん
ほう、藤岡弘、でしたか!あの人結構好きなんです、私(笑)。TB版は見ないほうがよさそうな、そんな感じですねえ、、
【2007/06/17 01:51】 URL | らん #-[ 編集]
小学生の頃、初めて見た実写の映画(アニメでない映画)が、この「大誘拐」でした!
この記事を見て、久しぶりに見てみたくなりました♪
小学生でも十分楽しめたのですが、きっと今見たら当時気づかなかったところで楽しめるんだろうな。
【2007/06/18 20:24】 URL | oh #RUrP2LzY[ 編集]
>ohさん
子供の頃に見た映画って印象深いですよね。私は「眠れる森の美女」だったと思います、一番古い記憶にある映画は(笑)。ぜひぜひ今一度見てくださいませ~~
【2007/06/22 01:09】 URL | らん #-[ 編集]

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